出遭い

 先週、クマにあったけれど、きょうはカモシカだった。カモシカはチビで、うちの大型犬のフウよりは大きいぞ、っていうくらいの仔カモシカ。びしょぬれで、沢から来たみたいだ。アスファルトに横断する形で水滴の滴った跡を落としていって、晴れた朝だったけれど、20分近く再びその道路を通っても、その跡は残っていた。
 朝の6時から7時ごろ、犬たちとジョギングするのだけれど、クマもカモシカもどっちもそのとき走っている道の向こう側に、突然、現れた。
 この時期、道路にみんな来たいのか、ちかごろ、いろんな動物とばったり出会うことが多いような気がする。それともこっちが人間という危険動物っぽくなくなってってきたのか。それともとにかく人間の侵入が迷惑なのか。でも、ここいらは、人は減るばかり、なんだけどなあ。山の使い方の歴史のせいかな、ここ最近の。どれも憶測だ。
 残念のなのは、走るときは、汗で曇って邪魔なので眼鏡をはずしていて、見えている物体の輪郭がてんではっきりしないこと。その性能の悪い視力も、動物との接近遭遇に関係あるかもなあ。
 こっちからすると、もっと観察したいのに。なんだけどね。