よいお年を!


林間放牧を始めた。うんと広い森林のなかに電気牧柵を巡らせてある。岩間クンが丁寧に作った。1メートルはあろう雪の中で自在にジンガ郎は動き回っている。やるべきことはラッセルしながら移動すること。ここだと思ったところを前掻きすること。そうやって笹の葉を掘り出して食べること。場合によっては鼻面で掘り出すことも。だから林間放牧中は顔の周りに砂糖菓子がついているように白い。そうやって運動も採餌も自分の経験で何とかする。放牧地までさほど遠くはない。けれど雪掻きをしていないので(追いつかないので)、裸馬に乗って行く。お腹まで雪に埋もれる急な上り下りを馬は上手にこなしていて行く。そろそろ帰ろう(収牧というそうですが)、と呼ぶと、森林の向こうからラッセルしながら走ってくるのがなんとも愛しい。あれれ、書いているうちに年越したかな? ま、いいか。みなさんの新しい年のご多幸を!