2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

岩間クンのおじいちゃんはなんでもやる人である。炭小屋をつくる。炭を焼く。木を切る。寺の庭園をつくる。日本ミツバチの養蜂をやる。米をつくる。野菜をつくる。草木を育てる。キノコを原木で栽培する。イワナやヤマメをおかずとして釣ってくる。家も建て…

自発

東北ツーリズム大学マネジメント学科1月講座が終了しました。今回の三日間、全体を通して個人的にとても重要に感じたテーマは自発、ということです。自発、自発性、spontaneous。人も、馬も、犬も、自発的関係をつくるととても楽しい。楽しいのは楽。冒険と…

晴れ渡った日

天候が回復した午前中、雪掻きの手を休めると太陽は思いのほか高く、力強く、まぶしい。でもまだなんとか直視できるような太陽。陰になった雪の質感。こんな風のない日は、カラの類やエナガなどだろうか、群れなして、いつもよりも喧しく木々を渡って行く。

寒の季節。電話は不通。

水は来た。こんどは電話が止まった。うろたえているとき、遠野の人たちは、「こったらことねがった」と言いながら、普通にしている。雪掻きしている。遠野サッカーみたいだ、ことしの。遠野サッカーは野洲と鹿実のまんなかだ。そうぼくは感じた。ここいらの…

水と氷

1月3日から6日間、気温がプラスになることがなく、あっちこっちが冷凍状態。しっかしほんとに不思議。水という物質の温度に対応した在り様が、景色や暮らしの基底となっている。沢水を汲み上げるパイプが凍結して48時間。一日でいいから、氷が水になる温度に…

暮らすところの神様

ここの暮らしの神さまは馬。荒川駒形神社を訪ねると白馬の像ときっと目が合う。彼あるいは彼女は雪に埋もれた元日にも、優しい目線で山を見守る。山に生きる生き物たちを気遣っている。神社が背負う雪深い山。その沢と稜線に野生動物の足跡模様が雪原に刻印…

月の満ち欠けのように

大晦日の日に暦は新月だった。その月は新しい年を迎えるとともにだんだん太ってきて、きょうは夜の9時すぎ、西側の山の稜線に沈もうとしている。カーラジオの天気予報は、「明朝の盛岡の最低気温は、マイナス11度の予想です」と、たしか、言っていた。遠野は…