(ちょっとだけ)リニューアル

冷たい雨降りが続いています。 パソコンが不調で買い換えたり、一時引越しをしたりと、ちょっとあわただしい日々でした。 ブログのサイトを変更し、タイトルもマイナーチェンジしました。これからもよろしく。 http://blog.goo.ne.jp/tonotokuyoshi

アジサイ

虫、虫、虫。 血を吸いに来たり、刺しに来たりするのを含め、いまのここは、虫の王国。 虫の大きさって、どうしてなんだろう。植物の花の大きさとも繋がっているのかも。ぼくらより小さい虫の目に映る環境は、ディテールが増える分、情報のタイプが違ってい…

流れる雲

ここ数日、雲の変化があわただしくなってきた。青空と曇り空があわただしく交代して、噴水が強い風で飛び散ったような水しぶきがほんのいっときあたりに流れてきてそこらを濡らすが、あっというまに乾く。里も高原もそんな天気。

群れる馬の中で。

暑い夏、涼を求めて高原にいく。けれども高原もそれなりに暑く、暑さで活動がさかんな虫たちの攻撃を避けるため、馬たちが群れている。群れの中は風も吹かず、馬の匂いが充満している。暑い。そうした馬群に好きこのんで入っていく男たち。 こういうふうに馬…

暑中お見舞い

東北の遠野も暑いのだから、もっと南の地域はさぞかしかとお察しします。 でも、そんなに長くつづかない北の夏。思い切り満喫する心構えでいたいとは思うものの。暑いものは暑い。で、エアコン普及率が低い北の国で涼をとる雪の写真。

出遭い

先週、クマにあったけれど、きょうはカモシカだった。カモシカはチビで、うちの大型犬のフウよりは大きいぞ、っていうくらいの仔カモシカ。びしょぬれで、沢から来たみたいだ。アスファルトに横断する形で水滴の滴った跡を落としていって、晴れた朝だったけ…

寺沢ホースフェスティバル

ことしで9回目となる寺沢ホースフェスティバル。寺沢高原は、晴れた日の展望がすばらしいところだが、本日は濃い霧のなか。インディアンコスチューム・ライダーもいたりして、日本的な風土から遠い場所にいるような、幻想風景なのだった。

カモシカの仔

早池峰神社の宵宮の17日、荒川高原の帰り道、カモシカの仔が林道にただずんでいた。 今月見た野生の哺乳類は、キツネ1、タヌキの仔1、アナグマ1。どれも梅雨の夕暮れのしとしと雨の薄暗い道路上で、単独だった。 この時期は、草木も繁って、生き物の気配…

出口

10ウン年かけてつくってきた林道が、出口を求めて最後の橋を架け、まもなく全体が繋がろうとしている。 全長約9キロの林道をつくっている間に、時代は確実に変わった。 当時なかったコンビニやサービス関係のチェーン店が、バイパスという新しい動脈を得て、…

梅雨の生き物たち

なんの蜘蛛だろう。とつぜん、そちこちの枝に蜘蛛の巣が張り巡らされ、水滴をたたえている。樹種はとくに選んでいないみたい。ヒグラシが鳴きだした。トラツグミも重い曇天の暗い朝や暗い夕方にも鳴いている。ヨタカを今夏初めて聞いた。

霧の中

まわりの山が霧に煙っている日々がつづいている。分厚い雲に覆われ、あちこちでひっそりと生き物が息づいている気配が漂っている、そんな日々がつづいている。

フサスグリ

写真はフサスグリ。赤くて酸っくてほんのり甘い実がなる。なんでも寒さにはたいへん強く、−35度まで耐えるのだという。その代わり、暑さには弱いとのことで、遠野のような寒冷地向きの果実。

いい天気

きのう。梅雨のさなかのうーんとさわやかでまぶしい日だった。

東京にちょっと不適応

久しぶりに出張で東京に行った。暑い。人が多い。刺激がいっぱい。東京駅の構内で人をぶつからないようにうまく歩けない。スピードをだして、軽やかに歩いているつもりだけれど、対向してくる人と避け方のタイミングが合わないというのか。あと、エレベータ…

海のグリーンツーリズム

6月24日、25日、宮城県東松島市の奥座敷・奥松島で東北ツーリズム大学エンタテイメント学科宮城カレッジ東松島キャンパスが開催された。 初日は日差しもまぶしく、けれど風が爽やかで、二日目は雲に覆われたけれども、雨も降らず、漁船に乗って、刺し網、定置…

相手に気づくとき

家にはネコとかイヌとか馬とか(放牧中)フナとかイモリなどのペットがいて、家の外には木や草がそこらじゅうに生えていて、その世界で虫や鳥や獣やなにやかにやが生きていて、それぞれの暮らしをそれぞれのペースでやっている。 しかしおなじ空間と時間を共有…

秋田雄物川へ

昨日、秋田県平賀地域のグリーンツーリズムの会議に行ってきました。会場は雄物川のほとりにある、宿泊・温泉・休憩・食事・直売・研修などなんでもそろった公共の施設で(雄川荘といいます)、ロビーでは、風呂上りのおじいさん、おばあさんが寛いでおり、カ…

大きな木

工事が始まっている。 日々埃が舞い立っている。 大きな林道ができる。 参道に埃が立たないようにだろう、 水が小川となって流れている。 大きな杉の木をかすめて流れる清流の水を ちょっとおすわけ、という感じでひいている。 この水は飲むことができる。 …

2年目の「いわてグリーンツーリズムネットワーク」通常総会

いわてグリーンツーリズムネットワーク(IGN)の通常総会が盛岡であった。去年の7月に設立されて、2年目。 県内のグリーンツーリズムになんらかの関わりがある人はだれであれ会員になれる。グリーンツーリズムに関わる(実践する)個人のみの会員(自治体や法人が…

グッドバイ、五月。

明日から6月。 で、時間を巻き戻そう。5月の5日のここのお祭りの風景に。 古い鳥居ともに新しい鳥居もいっしょに立ち並んだ荒川駒形神社。 観光に来る人たちのなかには、苔むし朽ちかけ倒れかけた鳥居の風景がいいのだと思う人もいるらしいが、物には最初が…

美しい高原

子供が楽しげに走っていく。 仔馬たちはやってくるのを待っている。

高原の季節

今年も高原の季節がやってきた。 遠野の地形的特徴は、盆地と山の上に広がる気持ちのいい高原。 高原に限っていえば、初夏から秋までが旬。いろいろな表情を持っている。 明後日から(だったかな)、グリーンツーリズムに関心を寄せる遠野の市議グループが、福…

新緑を歩く

新しい緑が芽吹いて土地を覆いはじめた。地面から茎が伸びて葉が開く。花も咲く。木々から葉が展開する。花が咲く(山吹の黄色が眩しい)。馬にまたがって木立ちを縫って散歩するのにいい季節。

はじめての朝

おそらく、東京からやってきた中学生の彼らのほとんどにとって未知の世界。 おそらく、遠野の民家にとってはじめての修学旅行で来た中学生のゲストたち。 天気は上々。 似た経験はあるかもしれないけれど、生徒にとっても、学校にとっても、遠野にとっても、…

東京からの修学旅行

最近、都会の子供たちは修学旅行で岩手あたりまでやってきてわざわざ田植えをする。しらけるんじゃなかろうか、と心配。いやじゃないだろうか、と不安。 ところが修学旅行の中学生たちは、驚くことに、雲を突き刺し、青空に突き抜けるようなハイテンションボ…

ごーるでんうぃーくの過ごし方

雪が溶けてまもない牧草地からやわらかい草が出てきて、そいつを靴の裏で踏みつけながら、いなかもんも都会もんもみんなでそぞろ気ままに晴れた春の日の山すその道や林のなかを歩く。

彼岸の夕日に寛ぐ

春分の日。 とはいえこんなに風が強いと、外に出るといささか寒くも感じられ、室内にいても山の木々の鳴る音が不穏な気分、落ち着かない気持ちを掻き立てるのは、人ばかりではない。 そんなときの快適な場所は…。西日の差し込む土間の一角。風も吹き込まない…

エコツアー

暖かい日々に慣れはじめていたとき、吹雪がおとずれた。エコツアーはそんな月曜日の朝だった。 東北ツーリズム大学3月講座の最終日、みんなで象坪山に登り、野崎橋を経由して、デンデラ野に向かった。 歩くこと、車の通らない(通れない)道を行くこと、そうい…

虹ができる日

先日、西日が金魚や鮒が泳ぐ水槽に差し込み、そこから出た光が虹になって壁に映っていた。ストーンヘンジのような巨石の配置と夏至や冬至など、特別な日の太陽方位が関係あるという話を聞いたことがある。特別な日ではなかったけれど、とある日の太陽と水槽…

年を重ねたならではの頑固な雰囲気、あるいはよく言えば威厳、というようなものが、備わってきたような気がする。それとも彼の耳が遠くなり、目が悪くなっただけかな。9回目の遠野の冬を迎えた遠野の生まれのフウ。よく生きてきたと思うし、もっと生きてほし…