海のグリーンツーリズム


 6月24日、25日、宮城県東松島市奥座敷・奥松島で東北ツーリズム大学エンタテイメント学科宮城カレッジ東松島キャンパスが開催された。
 初日は日差しもまぶしく、けれど風が爽やかで、二日目は雲に覆われたけれども、雨も降らず、漁船に乗って、刺し網、定置、籠という3つの漁法を見ることができた。
 それにしても自信をもって船を操る人間は、立ち姿が見栄えするというか、船上で操舵の姿勢が決まっていると思った。当然ながら小船は波に合わせて揺れていて、そこでぴたっと立つのはけっこうバランスを要求する。
 ウニの殻剥きも面白かった。ナイフの切っ先をウニの口?に入れて、ぐりっとはずす。出刃の根元でコンコンコンと叩いて大きくはずす、ということやり方をやっていたのは、宿泊した奥松島荘の老ご主人。
 奥松島は、もちろん大江さん尾形さんが中心となってグリーンツーリズムの実践を始めたのだろうけれど、スタッフがいっぱい、というか大勢の仲間で作り上げています、という感じが随所に出ていて、それはそれはうらやましいような光景でもあった。
 海に暮らすものの連帯、といったものもあるんじゃなかろうか。
 山もいいけれど、潮の香りいっぱいの海のツーリズムもいい。