ツーリズムをめぐって

 10月の東北ツーリズム大学がはじまります。
 
 田や畑や山や海があるところで暮らすとはどういうことなのか。そんな環境のなかでツーリズムに取り組むということはどのような実践をともなうことなのか。
 ツーリズムの質の向上といったとき、それはどのような形となってあらわれるのか。質の向上を顧客満足を実現するための重要な手法と考えたとき、それは商品経済のなかで語られる他のサービス商品と同等と考えていいのか。
 それとも「お金に変えられない」なにかを求める人に対して、お金にならない世界をも提供することまで範囲として含むのだろうか。
 ツーリズムをめぐる境界の課題が見えてきているように思う。境界は潮目でもある。潮目は豊漁の漁場である可能性も高い。
 今度のツーリズムではそんなことも問題意識として心の底にもちながら臨みたいと思う。

 10月受講希望の方、まだ受け付けております(tourism@tonotv.com)