東北ツーリズム大学10月講座2日目

 さて、東北ツーリズム大学マネジメント学科2日目は、サービスコンサルタントで当大学の外部専門講師をお願いしている福島規子先生の市民公開講座で幕開け。進行をやっていたもので、ノートを取れなかったのがすごく残念。講座タイトルは『人をもてなすために求められること 〜ホスピタリティの本質とは』。
 新しい知識(概念)、切れ味鋭い事象の整理、現実の対応の方法など、いろいろな次元のことをつぎつぎに板書していく…。講義そのものがある意味、飽きることのないエンターテイメントになっていて、そのスピード感と人を惹きつける力に驚きました。受講している人たちをフルネームで呼びかけながら視線を送り、緊張感と親和性のある空間を作り出し、その人を例示に用いながら、当人とそのまわりの人たちを講座の空間に惹き込んでいく…、これって演劇みたいじゃないか、そんなことも思いました。
 ノートを取らなかった分、講義の内容はきっと不合格だけれど、講義そのものの場のつくりかたに関しては、いっぱい勉強したなあ。
 午後は、公開講座を受けて、受講生たちは『遠野をもっとよくするには』というテーマで、しかし、遠野という場所にはさほどこだわらず、頭をやわらかくして、1時から5時まで、4時間のKJ法によるワークショップを福島さんのインストラクションのもと行ないました。途中休憩を1回、はさんだけれど、各チーム6人による、成果発表まで、一気呵成のワークショップ。この成果をベースに、来年3月の講座では、内容をさらに発展させる予定になっています。